彼女の名前は祐美ということにしとこう。
勿論仮名。
祐美とは大学3年の時に、
ゼミで一緒になったことがキッカケで
付き合い始めた仲。
祐美は結構病なヤキモチ焼きで、
俺が他の女の子と談笑するのすら
快く思ってなかったみたいでしたが
一方、
俺はその手の束縛は全くしていなかったし、
そんなことする意味すらないと感じてました。
基本的に信頼していたし、
付き合うってそういうもんだと思ってました。
大学卒業後は、
院に進学することもなく、
二人とも地元の企業(別々の)に無難に就職し、
お互い「多分結婚するんだろうな」
という予感を保ったまま、
何事もなく1年が過ぎていきました。